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イベント報告

実施しましたイベントのハイライトを載せています。どうぞご覧ください。

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2019国際理解講座②

ISは終わったか

取材映像で見る シリア・イラクの女性や子どもたちは今

講 師:玉本 英子さん
日 時:6月22日(土) 13:30-15:30
会 場:コープこうべ生活文化センター
参加者:76人
主 催:兵庫県ユニセフ協会

プロフィール:アジアプレス大阪オフィス所属。中東地域を中心に20年以上取材。2017年第54回ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞受賞。2019年第26回坂田記念ジャーナリズム賞特別賞受賞


講演では、玉本さんの話に加え、映し出される多くの写真や動画が惨状をつぶさに伝えていました。
また、「これは現地の人に実際に聞いた話です」「これらの写真はインターネットでは流さないでください。協力して下さった方に危害が加わるかもしれません」という言葉から、ぎりぎりのところで取材を重ね、私たちに現状を伝えて下さっている玉本さんの優しさと毅然とした姿を窺うことができました。

ISに支配され戦禍と化したシリア・ラッカでは、市民は過酷な生活を送り、市民記者組織の人たちは自らの命を顧みずその惨状を国際社会に伝え続けました。
イラクでは少数宗教ヤズディの居住地がISの兵士の襲撃を受け、イスラムへの改宗を受け入れなかった男たち1000人以上が次々と殺害され、女性は奴隷としてレイプされ、戦利品として戦闘員の間で売買されていました。

国際ニュースは、今年の3月末に、ISはイラクとシリアにおける拠点をすべて失ったことを伝えています。しかし、実際はどうなのかは見なくては分からないと玉本さんは話します。

今も、ISの残した爪痕は、現地の人々の生活に奥深く残されたままです。
ISに賛同していた人たちは隠れていて、1週間に一度は雑誌を発行し、新しいイスラムの幹部を暗殺し、村や畑の焼き討ちをしています。
また、少数宗教ヤズディ教徒の社会は、信仰を中心にしたコミュニティの絆が強いため、IS兵士のレイプによって生まれた子どもたちがヤズディの社会に受け入れられないという新たな問題が生じています。

玉本さんは、人々がいまだに苦しんでいることを知ってほしいと話しを締めくくりました。




公演

世界に目を向けよう
 ルワンダ今昔ものがたり

出 演:永遠瑠(とわり)マリールイズさん(ルワンダの教育を考える会理事長)
    マニ・マーティンさん(ルワンダ出身のアーティスト)
日 時:2019年6月8日(土)
会 場:若王寺(なこうじ)こども食堂(百合学院正門西隣)
参加者:140人
主 催:コープこうべ第1地区「平和の会」
共 催:兵庫県ユニセフ協会
後 援:尼崎市教育委員会
※この事業は、(公財)兵庫県国際交流協会の「民間国際交事業」から助成を受け実施しました。


公演では、「ルワンダ今昔ものがたり」と題したマリールイズさんの講演とインタビューを交えてのマニ・マーティンさんのライブが行われました。 ライブでは涙しながら聞く方々も見受けられ、振り返りでは、小学生、学生、若いお母さんからの質問もあり、本当に充実した、感動を共有できた素晴らしい公演でした。
講演では、マリールイズさんは、「ルワンダをインターネット検索するとトップページに大虐殺が出てくるが、それは25年前の事。長い間戦争もなく、気候も温暖で自然豊かな美しい誰もが安心して旅のできる国です。また、世界一女性の国会議員が多く、『ルワンダの奇跡』といわれるまでに国が変わりました」と自国を紹介しました。

ルワンダには死刑制度がありません。虐殺により親を殺され悲しむ子どもたちがいる上に、虐殺した側とはいえ刑務所にいる親を死刑にしてしまったら、悲しむ子どもをさらにつくることになる。被害者である未亡人たちが子どもたちの未来のために「ゆるす」という選択をし、死刑制度廃止につながっていきました。
続いて、マリールイズさんの奇跡的な体験、未来につながる出会いの力、命と教育の大切さ、平和の尊さをついてもお聞きしました。
      ※関連記事:2018国際理解講座②「出会いがつなぐ 子どもの未来」

マニ・マーティンのライブでは、素晴らしい歌と共に歌に託した思いなども伺いました。 マーティンさんは、5歳の時にジェノサイドを体験、孤児院で暮らしていました。ルワンダに起こった大きな出来事に気づいたのは9歳の頃。みんなどこに行ったの?どこにいるの?と思ううちに、メロディーが頭に浮かんだそうです。トラウマを抱える仲間が歌を聞いて元気になっていく姿に音楽の力を知りました。また、学校へ行けるようになり希望を持てるようになりました。灯りをともしてくれるのは教育しかないと思いました。
ルワンダにはまだまだ自分の事を人に言えない子どもたちがたくさんいます。音楽を通して声なき者の声となり、メッセージを伝えていきますと話しました。



神戸まつりパレード

日  時:2019年5月19日(日)
場  所:フラワーロード~三宮中央通り
参加者:110人

好天に恵まれた絶好のおまつり日和の中、ボーイスカウトの皆さん、コープこうべ職員の皆さん、幼子や小学生を連れてのお父さん、お母さん、おばあちゃんボランティアの皆さん、老若男女総勢110人がパレードに参加しました。
平和を願い、大きな折り紙で作った鶴は空を舞いました。ボーイスカウトの皆さんは「子どもの権利、子どもの未来、子どもの笑顔を守ろう」と沿道の方々に大きな声で呼びかけました。



2019国際理解講座①

国づくりは子どもたちの未来づくりから

日  時:2019年4月27日(土)
会  場:神戸市外国語大学三木記念会館
講  師:シャラド ・ライ(Sharad Rai) さん(NPO法人YouMe Nepal代表)
参加者:54人
主  催:兵庫県ユニセフ協会

教育を通して、母国ネパールをよくするために取り組んでおられるシャラド ・ライさんにお話しいただきました。大学で開催されたこともあり、学生の参加も多く、活発な質疑が行われました。

ライさんが生まれた村は、電気もガスもなく、掘っても水が出ない山岳地帯。毎朝1時間半をかけて水汲みに行き、山羊に餌をやってから山を登って学校へ行きました。そんなライさんが奇跡と語ったのは、小学校4年生の時、国費で首都カトマンズにある名門校で学べるチャンスが与えられ、高校卒業まで学んだ事でした。


その後、奨学金で日本に留学したライさんは、ネパールの同世代の人が出稼ぎに行き、厳しい労働環境で働き、毎日4人くらいが遺体で戻ってくるという現実を知りました。
これまで育ててくれた「国への恩返し」を考えていたライさんは、生活の選択肢を広げる教育が大切だと考えました。大学卒業を目前にした頃、教育を受けられず、出稼ぎに行く人々の悪循環を断ち切るために学校創りを決意、アルバイトでお金を作り、先生1人、生徒8人で学校を始めました。

学校では、先生も生徒も時間・約束を守るように指導し、カースト制度、政治活動を禁止し、学校は自分たちで掃除をし、母国語以外の授業は英語です。味の素ファンデーションの支援を得て給食も提供し、今では学校が2校、先生16人、生徒200人になりました。

ネパールでは、私立学校20%、国立学校80%の比率ですが、私立学校は富裕層のもの、国立学校の質は低いのが現状です。
遠隔ライブ映像によるオンラインスクールで、皆がきちんとした教育を受けられるような仕組み作りをしています。将来は、職業訓練学校も考えています。

自分にチャンスをくれた「国に恩返し」をしたいとの思いからスタートしたYouMeスクールは色々な人を巻き込みながらプロジェクトを積み上げてきました。ライさんは大好きな国をよくするために、大学院を卒業後はネパールに戻り政治家を志しています。



世界のともだちと心をつなごう

第17回 ユニセフのつどい

日  時:2019年3月16日(土)
会  場:コープこうべ生活文化センター
主  催:兵庫県ユニセフ協会
協  賛:神戸YMCA、神戸YWCA
後  援:兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会、(公財)兵庫県国際交流協会、JICA関西、
     兵庫県子ども会連合会、コープこうべ
参加者:約300人

出展団体 CHA、国際居住研究会ソルト学生支部、NGOネパール虹の家、アマニ・ヤ・アフリカ、ルワンダの教育を考える会、認定NPO法人FutureCode学生部BYCS、jam tun、学生団体SMILE、ミャンマー関西、ELEKOBA、やんだくない、賀川記念館、明石高専防災団D-PRO135°、石光商事、神戸YJB、兵庫県ユニセフ協会 (順不同)

ユニセフのつどいは、子どもたちの未来をともにつくる兵庫県ユニセフ協会のお祭り。今年も老若男女たくさんの人がつどいました。
「持続可能な未来とユニセフ」と題した講演では、山積する21世紀の地球規模の課題を解決するために私たちに何ができるか、SDGs推進などの話を交えながらお話しいただきました。

コーラスグループ「ティンカーベル」の子どもたちの澄みきった歌声に心洗われ、リズミカルなアフリカ太鼓の響きからは生きていることの喜びがわき上がってきました。
また、国内外で支援活動を行っているグループの出展コーナーでは、買い物だけでなく話しも盛り上がったようでした。
学びあり、笑いあり、語らいありの楽しい一日になりました。



ユニセフ写真パネル展

言葉より多くを語るもの
~ロヒンギャ難民の子どもたちを癒す「心のケア」~

日  時:2019年2月6日(水)~24日(日)
会  場:コープこうべ生活文化センター展示室

2017年8月以降ミャンマーで暴力が激化し、少数民族のロヒンギャの人たち70万6,000人以上が隣国バングラデシュに逃れ、難民になっています。
兵士に銃で撃たれる人、燃やされる家々… 小さな体で背負うには、あまりにも重い記憶の数々。
ユニセフはパートナー団体と共にアートプログラムなどを通して子どもたちに「心のケア」を届けています。
家族や故郷を奪われ、心に深い傷を負った子どもたち。そんな難民の子どもたちの描く絵は、言葉より多くを物語っていました。



川崎塾⑧

核兵器にない世界をつくるには
「核兵器禁止条約」についてもっと知る

日  時:2019年2月23日(土)
会  場:神戸栄光教会
講  師:川崎 哲さん  I CAN国際運営委員
参加者:112人
主  催:ふらっとピースネットこうべ   
協力団体:生活協同組合コープこうべ、(公財)神戸YMCA、(公財)神戸YWCA、賀川記念館、
     神戸市外国語大学、神戸栄光教会社会委員会、ピースプラットホーム、兵庫県ユニセフ協会

川崎さんは、国際法により公平で持続可能な方法で非核化を実現するために、『核兵器禁止条約』発効に向けて活動を続けておられます。
2017年7月、「核兵器禁止条約」はICANの主導的な役割により、国連本部の会議で120ヵ国以上の賛成を得て採択されました。2019年2月現在、署名国は70ヵ国、批准国は22ヵ国です。

川崎さんは、社会的な価値観が変われば世の中は変わっていくとお話しになりました。
例えばタバコの場合、パッケージの表示を工夫し税金をあげることで有害であることが周知されるようになりました。虐待問題では、昔はまかり通った体罰も、子どもの権利条約が批准され、子どもも人格を持つ者のとして尊重されねばならないと変わっていきました。また、りそな銀行は、核兵器を開発・製造・所持する企業に対して融資を行わない方針を決めました。

では、私たちは『核兵器禁止条約』の発効に向けて、どのようにアクションをおこせばよいでしょうか。
川崎さんは、国連広報センターHP(※)に載っている「軍縮のためのアクション : あなたにもできる10のこと」を例に、「情報収集を絶やさないようにしよう」「考えを発信しよう」など具体的な行動についてお話しになりました。
(※)軍縮のためのアクション : あなたにもできる10のこと

続いて、第1回目から聴講している六甲アイランド高等学校の福祉コースの生徒さんを代表して、水田さんのプレゼンテーションがありました。 テーマは「輪と和スマイルプロジェクト~バームクーヘンがつなぐ笑顔~」。
核兵器は戦争の道具、原子力発電は平和利用と思っていた水田さんですが、東日本大震災での原発事故による甚大な被害を目の当たりにし、未来に向けて原子力とどう向き合えばよいか疑問が浮かんだそうです。 優先課題は福島の子どもたちへの応援。そこで考えたのがバームクーヘンです。バームクーヘンが最初に紹介されたのが広島、その会社は今神戸にあります。水田さんは、バームクーヘンをツールに世界に笑顔と輪と和を広げていきたいと語りました。



川崎塾は、2017年7月ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」で、国際運営委員を務めておられる川崎哲さんをはじめ、第一線で活動されている講師から、核兵器廃絶の歴史、廃絶への道筋を学ぶ講座です。 来年の2月まで全8回の開催を予定しています。
川崎塾について詳しくお知りになりたい方はこちらからチラシをご覧ください。(PDF)



川崎塾⑦

核兵器にない世界をつくるには
「核兵器禁止条約」についてもっと知る

川崎塾は、2017年7月ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」で、国際運営委員を務めておられる川崎哲さんをはじめ、第一線で活動されている講師から、核兵器廃絶の歴史、廃絶への道筋を学ぶ講座です。 来年の2月まで全8回の開催を予定しています。
川崎塾について詳しくお知りになりたい方はこちらからチラシをご覧ください。(PDF)

  • 日  時:2019年1月14日(土)
  • 会  場:兵庫県民会館
  • 講  師:相原 由美さん  歌人(広島文学資料保全の会、在韓被爆者支援
  • 参加者:51人
  • 主  催:ふらっとピースネットこうべ         
  • 協力団体:生活協同組合コープこうべ、(公財)神戸YMCA、(公財)神戸YWCA、賀川記念館、
         神戸市外国語大学、神戸栄光教会社会委員会、ピースプラットホーム、兵庫県ユニセフ協会
 
  • 相原さんは、詩人として活躍される一方、原爆文学に関わる書簡などの整理とともに大学などでの保存活動や在韓被爆者支援をされています。
  • このたびは、峠三吉さんと彼の詩「仮繃帯所(かりほうたいじょ)にて」、そして相原さんご自身の体験を通して原爆の恐ろしさ悲惨さについてお話しいただきました。

  • 峠三吉さんは1945年広島で被爆、原爆症に苦しみながらも文化活動のリーダーとして活動していました。朝鮮戦争で原爆が使われるかもしないという話が上がり、「原爆詩集」の発行を決意、ガリ版刷りで出版しました。その中におさめられた「仮繃帯所にて」には、救護所となった広島陸軍被服支廠の惨状が描かれています。爆心地から2.7km離れ、壁の厚みが60cmと厚かったこともあって焼失や倒壊は免れ救護所として使用されましたが、爆風によって割れたガラスや数知れない数のミシン針がそこで働いていた女性たちを突き刺したのでした。

  • 相原さんは旧満州で生まれ、6歳の時に引き上げてきました。結婚後広島に住み、シベリアに抑留された父親の死亡通知が厚生労働省から届いたのは2017年のことでした。
  • 相原さんは、日本で被爆し、自力で母国へ帰った韓国人に、日本で被爆者手帳をとり、治療をして、韓国へ帰れるようにする運動をしておられます。
  • ご自身も戦後自身が引揚者であることを親しいはずの同窓生にもなかなか話せなかったそうです。被爆後帰国した韓国の人も、創氏改名をしていたことや被爆していたことなど母国で話す事もできず、肩身の狭い思いをしているのではとご自分の体験と重ねておられました。

  • 今までとは一味違う、体験談からの学びでしたが、心を打つお話しでした。
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  • チラシはこちらからご覧いただけます。
 





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